十二分屋 本部インタビュー
“十二分に満足して帰ってほしい” それが名前の由来であり、ブランドの原点です。

十二分屋というラーメンブランドを立ち上げ、現在フランチャイズ展開を進める宮川社長。

取材の中で語られたのは、“大衆的で気軽に来られるラーメン屋”としての原点と、そこから変化し続けるブランドへの想い、そして外国人オーナーの未来に対する期待でした。
本記事では、十二分屋というブランドに込められた思いと、今後の展望をお届けします。


十二分屋の始まりは「ひらめき」から。でも、そこに込めた願いがある

「店名は、看板を作る直前にふと思いついた“十二分屋”なんです。」
名前の誕生は直感的な“ひらめき”でしたが、その裏には「十二分に満足して帰ってもらいたい」という明確な思いが込められていました。
初めての店舗はつけ麺専門店。ボリュームたっぷりの一杯で、心もお腹も満たしてほしい。まさに店名にぴったりのスタートでした。

ラーメン業界での歩みは、宮川社長が24歳のときに始まります。社員やアルバイトとして現場を経験しながら、「いつか自分の店を持ち、店舗を展開する」という目標を着実に育てていきました。
そして31歳で独立。7年間の修業を経て、最初から「50店舗規模のラーメンチェーンをつくる」という大きなビジョンを掲げ、走り出したのです。

右:十二分屋 宮川社長

「誰でも来られるラーメン屋」を目指した理由

「一つの味を極めた“こだわりの一杯”を出すラーメン屋って、今はたくさんありますよね。でもそれだと、家族連れや子ども連れはちょっと入りづらい。」
宮川社長が目指したのは、“誰でも気軽に来られる大衆的なラーメン屋”。
「ラーメンの味も、値段も、メニューの豊富さも、“ちょうどいい”を意識してきました。極端に安すぎず、高すぎず、いろんな人が安心して食べられる店を作りたかったんです。」

実際に、十二分屋には老若男女を問わず、幅広い層のお客さんが訪れています。小さなお子様連れでも、ご年配の方でも、家族みんなで安心して楽しめる空間づくり。それが十二分屋の大きな特徴です。

そして、宮川社長が大切にしているのは、味だけではありません。
「結局一番大事なのは、人なんです。どんなにラーメンが美味しくても、接客が冷たければまた来ようと思えない。お客様にも、取引先にも、自分の家族と接するような気持ちで笑顔で向き合う。そんな人たちが集まる店が、最終的に残っていくんだと思います。」

“おいしい”の一歩先にある、“心地よさ”と“人の温かさ”。
それを大切にすることこそが、十二分屋というブランドの本質です。

 「個人店のような自由さ」こそが十二分屋のフランチャイズの魅力

「正直、うちはフリースタイルすぎるくらい(笑)。でも、そこが十二分屋の良さなんですよ。」
宮川社長は、フランチャイズでありながら、あえて直営店のようにガチガチに統制を取らず、各店舗のオーナーに大きな裁量を委ねるスタイルをとっています。

「例えば、煮卵の無料券を配ったり、独自のキャンペーンをしたり。普通のフランチャイズなら“それはNGです”って言われるようなことも、うちは“いいですよ、どんどんやってください”って言ってるんです。」
その自由さが、地域性に合わせた店づくりや独自のサービスを生み出し、結果として“地域に根ざした愛される店”を育てることに繋がっています。
オーナーにとっても、自分の裁量で工夫し、お客様と向き合えることで「これは自分の店だ」という責任感とやりがいが生まれます。

同じ看板でも、店舗ごとに違う個性が光る。それが十二分屋の魅力のひとつです。

「もちろん、味の核となる部分やブランドとして守るべきところは大切にしています。でも、それ以外は“こうじゃなきゃダメ”とは言わない。自由にやってもらって、その中でお店が育っていくのを見ているのが、むしろ面白いんですよ。」
全国どこでも同じ味・同じ空気ではなく、それぞれの街で“その地域の十二分屋”が存在する。そんな多様性が、このブランドの魅力をさらに広げています。

「これからは“人”を大切に、共に成長するパートナーを増やしていきたい」

「これまではスピード感を重視してきましたが、これからは“一緒に歩んでいけるかどうか”を大切にしたいと思っています。」
フランチャイズ展開は引き続き進めつつも、「拡大のために広げる」のではなく、「想いを共有し、地域に根ざした店づくりができるパートナー」とともに、時間をかけて着実に育てていく。そんな方向へとシフトしています。

 外国人オーナーが切り拓く、これからの可能性

「海外出身のオーナーさんは、本当に熱心なんです。自分のお店としてプライドを持ち、“一旗あげてやろう”という気概がある。その姿勢に、毎回感動しています。」 
現在、十二分屋には複数の外国人オーナーが誕生し、4店舗・5店舗と多店舗展開を果たす人も現れています。最初は「外国人がラーメン店を経営するなんて珍しい」と思われるかもしれませんが、だからこそ十二分屋というブランドの中でも際立つ存在になっています。

「実際に現場で一緒に仕事をすると、本当に“ピュアで丁寧”。勤勉だし、日本語も一生懸命覚えようとしてくれている。そういった真摯な姿勢を見ていると、“この人たちと一緒にやっていきたい”と自然に思えるんです。」
国籍ではなく、「想いの強さ」がすべて。
宮川社長は、「十二分屋を自分の店として考え、地域で愛される店を本気で作っていきたい」と思える人と、今後も一緒に歩んでいきたいと話します。

「外国人オーナーだからこそ生まれる視点や行動力が、十二分屋の未来を広げてくれる。これからも、こうした仲間をもっと増やしていきたいと思っています。」

「不安があれば、すぐ相談してほしい」

代表自らが動くサポート体制

「うちは社長の僕が直接相談に乗る体制です。間に人を挟まず、すぐに動ける。それが強みなんですよ。」外国人オーナーの増加を見据え、言語や文化の違い、衛生管理や接客マナーといった課題にも丁寧に向き合っていく構えです。「一緒に創っていく感覚でやっていけたらいいなと思ってます。」

山栄フーズとのパートナーシップ

「食材、物流、販促、海外支援まで。本当に幅広く支えてもらっています。」
十二分屋にとって、山栄フーズは単なる取引先という枠を超えた、いわば“戦略的パートナー”。特に、冷凍・チルド・常温の3温度帯に対応した物流体制は、日々の運営において大きな安心材料になっているといいます。

「普通の業者さんなら、“これはうちでは扱ってません”って言われるような食材も、山栄フーズさんは基本的にすべて対応してくださる。これは本当に助かっていますね。」
扱う食材の種類が多く、メニューが豊富な十二分屋にとって、「何でも揃う」「臨機応変に動いてもらえる」ことは非常に大きな強みです。

「何かイレギュラーがあっても“できる範囲で対応しますよ”って言ってもらえるんです。こういう対応って、当たり前のようで、なかなかできることじゃないんですよね。」
さらに、十二分屋として今後視野に入れている“海外展開”においても、山栄フーズの存在は心強いと語ります。
「海外支援にも強い会社さんなので、これから海外に店舗を出していくうえでも、一緒に取り組んでいけるという安心感があります。まさに“オールマイティーに支えてくれる存在”ですね。」

これから挑戦する外国人の方へ

「とにかく、やる気があれば連絡してほしい。」
宮川社長は、外国人オーナーを目指す方へのメッセージを、まっすぐな言葉で届けてくれました。
「分からないことがあっても大丈夫。うちは“なんでも聞ける環境”があるから。まずは一度、話してみてください。」

十二分屋の特徴のひとつは、代表との“距離の近さ”。

「何か不安なことがあったら、“とりあえず飲みに行こうぜ”って言えるくらいの関係でいたいんです(笑)。打ち合わせや相談も、社長である僕自身が直接対応します。」

大きな会社のように、複数人を挟んでのやりとりではなく、必要なときには即決で動ける。それが十二分屋の強みであり、安心感につながっています。

「考えて悩んでいる時間があるなら、まずは気軽に連絡をもらいたい。話してみれば、“あ、なんだ。そんなことでよかったんだ”って思えることも多いと思います。」

夢を叶えたいという想いさえあれば、国籍も経験も関係ありません。
「僕たちは、“一緒に走ってくれる人”をいつでも歓迎しています。」